だいたいちょろい

二次元三次元ひとっとび

ジャニオタが気付けばにじさんじに落ちていた話

気付けばにじさんじというか甲斐田晴にすっ転んでいた。多分この界隈にハマってこんな質感の文章を残す人は極少数というか異端なんだろうけどこういう文章しか書けない。本当は私だってもっとアッパーでテンション高い文章書きたいよ〜〜〜〜〜〜ママ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(駄々こねても日本語はやってこない)

 

甲斐田の配信を初めて見たのは4/5の壺配信だった。ジャニオタ兼若手俳優おたくで現場に通う方のオタク、4月上旬というとありとあらゆる現場が中止になって毎週末予定がなくなり死にそうな思いをしていた頃だ。現場という刺激のない無味乾燥な日常、マジで耐えられない。私はとにかくエンタメに飢えていた。
そんな頃、フォロワーが配信のURLをツイートしたのを見かけた。Vtuberが壺配信をしていると。それが甲斐田だった。


【Getting Over It】壺おじ、かかってきな【甲斐田晴/にじさんじ】

そのフォロワーは私のTLではVtuberの話をする数少ないひとりなのだが、私はVtuberに一切興味なかったというかそれ以前にVtuberが何かも知らないようなど素人だった。そもそもVtuberって何?Youtuberと何が違うの?ゲーム配信とかする感じ?配信ってタイムシフトとかしなくてもアーカイブ残るんだ?(古のニコ厨)ていうか「にじさんじ」って何?もうとにかく何も知らない疑問だらけの新しい世界だった。
ただこの頃ちょうど花江あたりの壺動画見たばっかりだったのでシンプルに「壺がうまい」というところに興味が湧いた。壺はゲーム実況というか配信界隈では比較的定番のゲームで、ハンマーを片手に壺に入った状態の男を操作して崖を登るだけのとてもシンプルなゲームだ。そして思った通りに登れない人を見てそのままならなさにゲラゲラ笑うゲームである。フォロワーのコメントを見るとガチで上手いらしいが、壺ガチ勢の動画を見たことがなかったので壺に上手いもクソもあるかと思い完全に舐めくさって配信を開いた。ちょっとした物見遊山感覚だ。そして実際見てみた。

「は??壺ってこんなスムーズに動くゲームだったか?????????」

びびった。マジで冗談抜きに上手かった。アマゾンの箱エリアくらいまでしか見たことがない壺初心者、その先があんなに長いことも知らなかったし、最後宇宙に登って終わることも知らなかった。雑談しながらあまりにもスムーズに登っていくし落ちても叫ばないしあまつさえこのスピードで「下手になっててやんなっちゃう」などと宣う。見たことない光景にゲラッゲラ笑ってこんなことあるんだなと思って1周したところで配信を閉じた。要するにこの頃はまだ甲斐田に深い興味があった訳じゃなくて「壺うまい人ってこの世に存在したんだな」くらいの感想である。

そこからしばらくは実はARK戦争というワードで別の人の配信をちらほら見始めていたのだが、にじさんじVtuberの所属する芸能事務所のような箱であること、そこに100人近くが所属していることを理解し、気が向いたら面白そうだなと思った人のアーカイブを再生したり、切り抜きを見るようになった。

 

4月中旬頃、正直避けていた、避けていたのだが、勢いで歌ってみたに手をつけ始めた。もともとニコニコ全盛期にランキングの上から下まで漁るタイプの歌い手厨で毎週欠かさずボカランを見るボカロ厨だった女、ハマっていたからこそわかるが、歌を聞いてしまって好みだった場合、本格的に抜け出せなくなる。腐っても昔からずっと音楽畑のオタクなのだ。音楽の感性に趣味の一致をみた場合、スコンと落ちて最終的に推してしまう傾向がある。
最初甲斐田以外に何人か好きかも、と思って見てた人がいたのでふわっとTwitterの動画とかを漁っていた。甲斐田もTwitterに上がってた動画を最初に見た。MANKAI開花宣言だ。

もともとA3は通過ジャンルというか課金先の一つではあったのでMANKAI開花宣言歌ってんの戦略として上手いなと思った。VΔLZはにじさんじ初の男性3人同期で出してきたところからも多分女おたく取りたいんだろうな〜〜と察してしまうところもあり、A3がそこそこ女子向けアプリで人気のアプリゲームではあるので、A3歌ってて普通に上手かったら多少は気になるだろうし、マーケティングとして上手だなと
次にメドレー動画開いてpretenderのキー調整の上手さに唸ったりした。

メドレーだからこそあえてサビを低音にしてるところ、個人的にはめちゃくちゃ感動してしまった。自分の声を活かすためのキー調整の上手さ、今でも甲斐田の好きなところの一つだったりする。
割と冷静に聞いてたし、こういうところ好きだな、いいじゃん、って思ったけど、正直「特別上手い」ってタイプじゃないし好みとかではない、と思った。だからハマりはしないかな、とタカくくってたんだけど、気付けば仕事中ラジオがわりに雑談ループする自分がいた。なんでや、と思ってはたと気付く。

 

「ねえ、私……ひょっとして甲斐田の声……好き……??」

 

瞬間いろいろと腑に落ちてゾッとした。そうだった。声が好きだと、ピッチもリズムもグルーヴ感も発声も全部全部歌に求めるもの二の次になる。好きな声というのはそこにあるだけで一生逆らえない魔法だからだ。女は声で恋をするという。つまり「終わった」ということだ。いや別に甲斐田にガチ恋はしてないけども。

 

 

このままじゃ一生雑談ループしてしまうと思いながら4/21に甲斐田の収益化が通って、翌日収益化記念配信があった。


【収益化記念】皆ありがとう!弾き語りのお披露目!【にじさんじ/甲斐田晴】


あの日の収益化記念配信、朝から異様な緊張感があった。20時から配信がある、というのはもう把握していて、一日中ソワッソワで仕事も全然身に入らず明らかに社会人失格レベルだった。なんでこんなに楽しみにしてるのか自分でもわからないまま配信を開いたけど、なんなら枠始まった瞬間にBGMで感極まってブワッと涙が出そうになって慌てて押しとどめた。謎。理由もわからず秒で情緒死んだ。
そして第一声でエコーのガンガンにかかった声聞いて、ああ、この人ライブやるつもりで準備したんだ、と悟ってしまった。瞬間、ガチッと照準が合う。この鬱になりそうなほど凪いだ新しい日常の中でこの瞬間にたち消えたはずの「現場」という刺激をくれたのは君だけだ。今わたしに生きるための希望をくれたのは、君だった。感情のアクセルが踏み抜かれる。私、君のこと、好きかも、っていうか、好き!!!
気まぐれロマンティックは私の青春で、青いベンチを好きな声で聞けることが嬉しくて、ハナミズキでボロボロになって、ファーストラブの声が好きすぎた。とにかく音割れてて感情で押せ押せというか必死で荒削りで、雑だったとこなんか挙げればきりないけど、なのに好きでたまらない。ためらいなくスパチャ入れた自分に驚いたけどすっきりした。
明確に推しを定めたのはこの時だ。甲斐田晴を「推し」と呼ぼうと。私、君のことを「推し」にしたい。

 

おかげで明くる日も明くる日も配信に追われる供給地獄のような生活をしている。平日昼配信を仕事中でもリアルタイムで聞くためにご飯の時間を調整して、夜の配信は仕事しながら聞いたりそのために仕事終わらせたり。夜は君の声を聴きながら眠りに落ちる。一日が配信中心で回っていく。普通他のジャンルでこんなに寝ても覚めても新しい情報が飛び込んでくることそうそうない。毎日配信楽しいけど嬉しいけどほんと供給地獄なのでマジで社会人の可処分時間におさまる常識的な範囲内の摂取方法がしりたい。いやまあ甲斐田は廃人勢に比べたらだいぶましなんですけども。

あの日たまたま気が向いて壺配信を開いていなければ。
あの日歌ってみたなんて開かなければ。
あの日収益化記念の枠を見ていなければ。

こんなにひどいことにはなってなかったはずだった。多分。いやわからない。
でも正直こんな世情がなければ、週末のコンサート会場でペンライトを振れるなら、劇場の幕が開くなら、私は今日も元気にその現場に通っていたはずだと思う。今週はここ来週はあっち、予定はぎっしりで、配信を目にしようと思う隙などなかった。でも、出会ってしまった。
感情はいつだって理屈じゃないな。仮定に意味はないし、オーバーヒートしたままの感情抱きしめて、今はただ「君のこと推させてよ」と叫びたい。

というわけで気付けば甲斐田晴のおたくと化していました。VΔLZかわいい。同期てぇてぇ。
いつまでこの感情が続くかは正直自分でもわからなくて、明日には飽きてるかもしれないし、しばらくはずっと好きかもしれないし、でも「今この瞬間」好きなことだけは確かなので今は少なくとも推しだよって言わせてくれ。

 

以上。本当に恥ずかしいなこれ。いつか削除されてたらお察しください。

 

 

どうしようもなく今を生きてる

この声が届く未来が幸福だと言えるようにただ歌おう

どこかで君が収益化記念でやらずに取っておいた「もっとエモいタイミングで」歌いたいと言った曲をVΔLZで歌える日がきたらいいね。

君にとって「この声が届く未来が幸福」でありますように。