だいたいちょろい

二次元三次元ひとっとび

新規だとか、古参だとか。

非常にセンシティブな話題ですが、主観とくだらない自分語りです。

 

KAT-TUNのことをすきになって、いつの間にか10年も経っていました。
ひょっとしたらもう古参という部類に入るのかもしれません。でも古参を名乗れない気がしています。ずっとずっと、永遠の新規と呼ばれ続けてきたから。
わたしが亀梨和也をすきになったのは修二と彰の頃で、ちょうど2005年の末、KAT-TUNがデビューする直前のことでした。
当時KAT-TUN担はごくせん2からの流れで大量に新規ファンが流入していた頃で、ごくせん2でファンになった人は「ごく出」と呼ばれ、新規と古参の争いが相当に過熱していました。
チケット掲示板では「ごく出お断り」という文句が平然と並んでいて、ファンサイトでも「ごく出の人とは仲良くできません」といった文句がそこかしこにありました。
はっきり言えば、正直、当時のわたしの主観としては、新規が新規としてファンであり続けられる唯一の原動力はKAT-TUNがかっこいいこと一点で、ファンコミュニティーの居心地の悪さは尋常じゃなかった。

 

あの頃新規として、わたし自身は、KAT-TUNについて何の感想を言うにもびくびくしていました。
彼らに対する知識が圧倒的に不足していて、その状態で彼らを語ることは、不勉強が故に間違ったことを言ったらこわいなと思ったりもして。
一部の新規がとんでもない常識外れの振る舞いをしているようだというのはうっすら察してはいたし、そういった新規には叩かれるだけの理由があるんだろうし、実際昔からのファンの方に比べたら何も知らないのに知ったような口をきいてはいけないなと思っていたし、もうすでに何年もKAT-TUNを応援していた人たちにはどこか愛情やら思いの大きさに勝てないと思っていたのです。
ファンでいることは勝ち負けではない、ということは脳味噌で理解していても感情がそれに追いつくまでにずいぶんかかりました。当時高校生で若かったというのもありますが、結局のところ、自分自身がさすがに新規ではないかなあと思った頃に、やっと新規も古参も関係ないよなあ、と思えるようになりました。

 

それでもあの頃、数多くの新規が受けた傷は、とてもとても大きかったんじゃないかと思うんです。傷付いたの、わたしだけじゃなかったと思う。
あの頃とてもネット上ではKAT-TUNに関するお友達を作れませんでした。ごく出と言われて蔑まれるのが怖かったからです。永遠の新規となじられるのが怖かったからです。
「ごく出」は、「永遠の新規」は、KAT-TUNのことをすきでいてはいけないのだろうか、と思うことがつらかった。
もちろんそういうひとばかりではないだろうとは思いましたが、どうしたらそうでない人に出会えるのかわからなかった。だから積極的に外界と繋がりにいこうとは思わず、ひきこもることで自衛しました。その判断はいまでも間違っていなかったような気がします。あのタイミングでKAT-TUNのファンでいることに疲れてしまっていたら、ここまできっと続いていない。
そもそもわたしは高校時代同じクラスにKAT-TUNのことがすきな友人たちがいて、その子たちと喋ることで大概のオタク話を発散できていたので、それほどKAT-TUNがすきな友達を作りたい!という気持ちがなく、それはほんとうに助かったなと思います。
いまとなってはネットを通じてKAT-TUNをすきなひとと仲良くなることもできるようにはなりましたが、結局のところごく出や永遠の新規といった言葉がネタになるほど風化してやっとのことです。
いまでもいわゆるごくせん前から応援していらっしゃる古参の方に対してびくびくすることがあります。もうでもこれは自分自身の問題で、トラウマなのでどうしようもないし、気長に付き合うしかないだろうなあと思っています。

 

今回田口の脱退から10ksコンを通じて、非常に多くの人の目にKAT-TUNが触れて、ありがたいことに新しくKAT-TUNのファンになってくださった方もいらっしゃると思います。
たくさん新規の方が「こんな新規が」と言ってらっしゃるのを見かけるのですが、新規だからといっていろんなことを遠慮する必要はないと思っています。
もちろん、古参は長い間その対象にお金と時間をかけ続けていた、いままでその対象がここまで存続するための資金を提供してきたわけなので、その分くらいは尊敬していいと思うのですが、同じものがすきなら、それでいい。
わたしはKAT-TUNのことをすきだと思ってくださった新規の方々の気持ちがとてもうれしいです。同じものをすきだと思ってくれるひとが増えることは、わたしのすきだと思っているものを評価してくれるひとが増えるなら、単純にうれしいです。
新規も古参もKAT-TUNがすきという気持ちは同じなのだから、同じようにわいわいできればいいな、と、あの頃新規として傷付いた自分は思うのです。
あの頃ごく出、永遠の新規と呼ばれた、いまは古参になった人たちが、ぜひ新規の方々にやさしくあってくれたらいいな、と思います。
あの頃の傷は繰り返されなくていい。
少なくともわたしのまわりはやさしい人ばかりでほんとよかったな~って思ってます。
いまはもう「ごく出」も「永遠の新規」もネタになってて、それでいい。ネタにするだけのつよさと、ネタにして笑い飛ばすやさしさを、忘れたくないなと思います。

 

もう比較的長いこと応援しているファンになったからこそ、「あの頃のわたし」である新規にやさしくありたいとおもう、ただそれだけの話でした。