だいたいちょろい

二次元三次元ひとっとび

田口淳之介はその瞬間までうつくしいを更新する

盛大な妄想話をします。
これは「おそらく」の都合のよすぎる推測と「きっと」の願望で構成されたファンタジーです。
 

脱退を決めた田口淳之介が世界一うつくしいんだけどいったいどうしたらいい?

 
がつーん聞けてないけど文字起こしを読みました。各方面のレポ職人さんどうもありがとうございます助かっています。ラジオ聴く余裕がなかったので今回も各所のレポにありがたくあやかっています・・・。
 
田口本人がラジオで説明しますという事前情報を受けて迎えたがつーんで、結論として、田口は明確な脱退理由を明かさなかった。
どうやら田口淳之介はここまでお膳立てされても脱退理由を説明するつもりがないらしい。
 
ねえ、田口淳之介、ここへきて最高にかっこよくない?うつくしくない?
 
世間の流れが完全に「田口自身が脱退の理由を説明してしかるべきだ」って論調の中、完全に彼は沈黙を守った。脱退の理由については彼はいまのところ一言も発していないと思う。適当な嘘をでっちあげることだって出来ただろう。上っ面の言葉なんていくらでも用意できただろう。それなのに、嘘、誤魔化し、建前、そのどれもがあの説明には存在していないようにみえる。その胸のうちにすべてを収めて、彼はすべての真実をたったひとりで持っていくつもりなのだ。ひょっとしたら、墓の中までも。
 
正直に言えば、わたしは田口淳之介のことを見くびっていたのかもしれない。
田口淳之介は、信じるキミは、わたしたちが縋りたい、信じたい「嘘」さえも残さず消えていくのだ。
こんなにも固い意志を、覚悟を、うつくしいと言わずなんという。
まるでダイヤモンドだ。かたくうつくしく光り輝く、世界一の宝石。
 
KAT-TUN結成当初、田口は決してスキル面ではなかったと思う。あえていうならアクロバット班。歌は正直上手とは言えなかったし、身体の動かし方は昔からうつくしかったけれど、それでもアイドルのダンスとしてあれほど見ているひとの視線を奪うような魅力的な動きをするようになるなんて思ってなかった。
デビュー当時から田口は正直に言って「推されている」状態ではなかった。にもかかわらず、歌もダンスも、どう見たってデビュー当時とは明確な差が見て取れる。誰にでも見つけられるような強烈なスポットライトが当たっていなくても、彼は腐らず、地道に、彼自身の意思で、歌もダンスも磨き続けていた。ずっとずっと、彼は自分の牙を研ぎ続けていた。
それがいま、やっと結実しはじめているところだった。多くのひとに見つかり始めたところだった。
うつくしい笑顔で、うつくしい歌声で、うつくしいダンスで、最高のアイドルにたどり着いた彼が、選んだ選択肢は「脱退」だった。
 
最高にかっこいい。最高にうつくしい。
努力が結実したいま、その立ち位置を捨てる選択をした。そして、説明しないことで傷付くリスクを知っていてなお、何も明かさないという意志の強さとかたくななプライドをもって去っていこうとしている。
この覚悟はいっそ狂気的でもあり、痛々しくてつめたくて、決然としているけれど傷だらけで、むき出しのうつくしさだ。なんだこれは。常軌を逸している。
 
田口って傍から見るといちばん「KAT-TUNらしくない」ひとだったと思うんですよ。
それなのに、いまさらこんなにも気高くうつくしい、ある意味「KAT-TUNらしさ」をみせて脱退していくなんて。
4人のKAT-TUNで、傷付いていないわけがないのに広いドームで蘇る不死鳥を見せ付けた、あのときに近いものを感じている。
 
いまのところファンで田口の明確な脱退理由に思い至っている人はいないと思う。それこそ赤西のようにソロ活動が増えていたわけでもなければ、聖のように決められたルールを破ったというわけでもなさそうだ。
田口淳之介は、田口淳之介にしかわからない凡人には理解不能な美学で、脱退を選んだ。おそらく田口淳之介は痛々しいほどのこの覚悟でもって、最後の日まで笑顔を浮かべて去っていくのだろう。さみしい顔もかなしい顔も見せようとはせず、アイドルらしく微笑んで。
もう誰も彼を止められはしない。そのことを改めて突きつけられたような気がする。
でもその覚悟が、ほんとうにうつくしくて、その覚悟はきっと田口淳之介を残り春までの期間にもっとうつくしくする。脱退することを望みはしないのに、覚悟を決めたからこそこの先どんどんうつくしくなっていくだろう田口淳之介に震えるような畏れを抱いて、かなしみと興奮が複雑に交錯する。
考えれば考えるほど、わたしはいま、ひょっとしてとんでもない伝説に立ち会っているのではないかと思えてならない。こんなものは美化しすぎだって怒られてもいい。わたしはわたしの信じたい虚構を信じる。
 
田口淳之介は脱退するその瞬間まで、自らの強い覚悟によるうつくしさを纏って、そのうつくしさを更新し続けるのだ。きっと。