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だいたいちょろい

二次元三次元ひとっとび

赤西仁に、5年ぶりに会ってきた話

ジャニーズ

前回あんな大仰なブログを書いたので、感想を書かないわけにいかなくなってしまった。

choronao.hatenablog.com

 

「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2015 - Me -」の八王子公演に参戦してきました。

正直にいう。たのしかった。文句なしにたのしかった。

どんな言葉を選べば正しく伝わるのかわからないけど、あれだけ覚悟決めて、なんなら当日準備しながらなんの関係もないウィークエンダー見ながら泣き始める始末だったし、直前まで手も震えそうで、一瞬泣きそうというか実際ちょっとだけ泣いたんだけど、それでもたのしかったって気持ちが最後に残った。

そういうコンサートをしてくれて、そうおもえるコンサートを作れる人になってくれて、ありがとう。

赤西仁の音楽センスだけはあの頃から疑ったことなかったけど、やっぱりすきだった。赤西仁の作る音楽もその空間も。実際みていろいろ考えることもあったんだけど、単純に赤西仁が作り出す世界観としてあのコンサートを体験してみて、たのしかった。

 

わたしのなかには亡霊がいる。KAT-TUN赤西仁という亡霊だ。

5人も4人もいとおしくわたしの大好きなKAT-TUNではあるけど、それとはまた別の軸で、KAT-TUNがいまも6人だったら、いったいどんなパフォーマンスを見せてくれてたかなって、ありもしない妄想を繰り返すことがあった。それだけならまだしも、新しく発表された曲に赤西仁の声がきこえる気がして、気が狂いそうになった時期もあった。

5年前赤西仁KAT-TUNを脱退したとき、その知らせは正直みんなやっぱりな、だったとおもう。NO MORE PAINツアーに赤西仁の不参加が発表された時点でなんらかのもやもやはみんなが抱いただろう。

ただ、唐突ではなかったくせに、最後のKAT-TUN赤西仁に、直接さよならを言うタイミングがなかった。これで最後だねって思わせてくれなかった。ジャニーズ事務所はいつだって突然発表するのだ。ファンが知るのはすべて決まって事柄が動いたあと。仕方ないけど、せめて心の準備をする時間をくれよと思ったのは一度や二度じゃない。

最近女子ドルも追いかけるようになって羨ましいなとおもうのが卒業公演があることで(スキャンダルならまた話は別だけど)、ゆっくり覚悟を決める時間があったり、さよならをするタイミングがあるのが、とっても羨ましかった。わたしの場合、振り返ってみれば惑星の広島公演が最後のKAT-TUN赤西仁で、当然だけど当日は当たり前に最後だなんて思ってなかった。次も6人であることを疑ってなかった、というか、そんな選択肢があることを認識してなかった。そしてその約一年後、赤西仁KAT-TUNを脱退した。結局さよならをいう場も、覚悟を決める時間もなかった。

お別れのタイミングがないと、やっぱりすっきりと別れられない。

 

そうしてわたしのなかに生まれたのがKAT-TUN赤西仁の亡霊だった。新しい曲でいないはずの赤西仁が、こんな表情でこんな声でパフォーマンスするのが見える気がする。5人になったばかりの頃はそんなことばかり考えていた。最近はもうさすがに時間が経ったしそんな亡霊が現れる頻度も減っていたけど。

わたしの中にいるKAT-TUN赤西仁の亡霊と、現実の赤西仁は別物だ。そんな当たり前のことにやっと気付く。5年ぶりにみた赤西仁は、KAT-TUN赤西仁とはまったくの別物だったから。

「別人」というわけじゃないのは至るところで感じた。観客を見渡すまあるい瞳の動き、MCでみせるすっとぼけた表情、ふと流した視線の色気も、ダンスの癖も、心からだいすきだとおもった声も、あぁ、同じだ、とおもう瞬間はいくつもいくつもあって、でもそれは赤西仁だから同じなのであって、まとう何かが違った。

赤西仁の人間的な根本部分は何一つとして変わってない、それを感じれば感じるほど、余計に脱退の理由としてあげた「方向性の違い」という言葉の重たさを感じた。うまく説明できないけど、赤西仁の本質の部分は変わっていなくても、目指す場所が違うだけでグループとしては活動できなくなる、っていう事実がいまさら刺さってきた。当然赤西仁の未来は赤西仁のものなんだ。だから目指す場所が違えば、同じように行動はできない。当たり前のようにきこえるけど、その意味ってとても重い。それでも、「方向性の違い」を感じて埋められないという事実に気付いた赤西仁が、その事実から逃げなかったことは、誠意だったんだろう。あのときKAT-TUNという枠組みを飛び出した赤西仁は、わたしから見れば裏切りのようにおもえたけど、もう方向性の違いが今後の活動に影響するようなギリギリのところにあることを誤魔化さないことでメンバーへの誠意、ファンへの誠意、音楽への誠意、プロとしての誠意を表現していたんだなっていまさらやっと腑に落ちてきた。でも、赤西仁がいなくなるという事実で打ちのめされて傷だらけだったあの時期にそこに辿り着けっていうのはやっぱり無理があって、気付けなかった5年も無駄じゃなかったと思わせてほしい。5年もかかったけど、遠回りして、やっと、ここまできた。

赤西仁はもうとっくに、ソロのアーティスト赤西仁になっていて、それは当然KAT-TUN赤西仁とは別物だ。その違いを受け入れたら、あとは単純にたのしいしか残らなかった。

いくら誠意だと理解はしても、やっぱり一度心底あいしたものだから、KAT-TUN赤西仁に未練がないといえば嘘になる。あのとき赤西仁の脱退によってわたし自身が傷付いたことはどうあがいても事実だ。でも、それとは別に、ソロアーティストとして赤西仁が新たな世界を構築しているということは、理解できた。 

忘れないその声 忘れないその笑顔
忘れない二人で重ねた時間を
漂う未来に
ただ愛してると言ってほしい

♪OUR STORY~プロローグ~

すべてを忘れられはしないし、忘れるつもりもないけど、いつか、ただ、KAT-TUNとしてではなくソロアーティストとして存在する「A」の子を「愛してる」と言える未来にたどり着ける、きっと。 

 

KAT-TUN赤西仁、いままでありがとう。けっしてきれいなものばっかりじゃなかったけど、わたしにたくさんの感情を教えてくれた。あの頃のKAT-TUNをずっとずっといとおしいとおもってしまうことを、許してね。

ソロアーティストとしての赤西仁、これからもいい音楽を作るひとでいてください。道を分かたれたあなたがずっとしあわせで、やりたいと思ったことを思った通りにやれるように、遠くから祈っているよ。

 

と、いうわけで全体的な感想は以上です。以下は細かい感想を箇条書き。

 

・1階前方センターブロックで大変見やすくありがたいお席。最後列からひっそり眺めるくらいでよかった、といっそおもったんだけど、まあそういうお導きだったのでしょう。双眼鏡は持っていかなかったけどそれなりに画面で表情も追えてるので全体的には満足です譲ってくださった方ありがとうございました。

・グッズかわいい。meのあのお顔の図がかわいくてうらやましかった。最近のKAT-TUNでグッズかわいいと思うことあんまりないか(ry

・会場の八王子オリンパスホール噂にはきいてたけどいい会場だった。新しくてきれい。公演の中身としてはもう抜群に照明がきれいだった。照明厨大満足。くっきりした照明だなっていうのはいたるところで感じて、全体的に暗めのステージングなのでくっきりしたレーザーの照明が映える。うつくしかった。

・出だしの映像で近未来的な世界観はしっかり伝わってきてた。MCで直接赤西から説明があったけど「拡張現実」がコンセプト。「update(拡張)することで音楽を得る未来世界」という発想の勝利だったと思う。まあ余談だけどふまソロで感じた雰囲気とすんごい似てて笑った。

・dayumのクラップ祭り最高にたのしかった。この曲1拍目のクラップなのがまた特に新鮮*1。dayumだけじゃなくて全般的にクラップを求められる場面が多くてなんとなく新鮮だしすごくたのしかった。聞き込み足りてなくてリズム全然わからない曲もあったけど。

・babyの前に言語を切り替えます、という映像を挟み込んでくるセンスすきだ。でもbabyを日本語の曲ってカウントするのどうかしてる。いや他に比べたら日本語の割合多いけど。曲中はわたしのすきな赤西の声だなってひたすら思った。はっきり聞き取りにくいところというか音がぼやけていたのを残念におもったんだけどむしろ溶け込むような楽器としての声を目指したんだろうなとも感じてあれはあれで正解だったのかもしれない。

・lucky~goodtimeさっきまでひたすらかっこいいで推していたのに突然のかわいい赤西仁はずるくないか?

・MCで喋る赤西仁にいちばん「わたしの知っている赤西仁」を感じた。相変わらずぽんこつかよ。「喋りたくないけど喋ります」って仏頂面だし、すごいぽつぽつと不器用に喋るところ懐かしいし19歳の女の子捕まえてボインだねの仕草すんのほんとクズだったし「石川県わかりますか?」っておじさまにきかれちゃうぽんこつ感は師走読めない赤西仁だった。

・let me talk to uはやっぱりずるい。女性ダンサーさん一人で演出してきたのも憎いくらいはまっていた。アルバムでこの曲にいちばん衝撃を受けていて直接きくのとてもたのしみにしてた。やわらかい声がとってもすきだったけど、生で聴くともっと切実な響きの曲だったんだなって気付いた。すきだなあ。

・babygirlからmiss californiaの間に挟まれたDJコーナー半端なくアガる。ガンガン鳴ってくるビートが気持ちよかった。ただ周りの方がしきりに後ろを振り返るのでその直後の曲が客席登場だという件がバレバレで愉快だった。

・miss californiaいちばんたのしかったかもしれない。クラップしまくって踊り狂うの最高かよ。客席登場がトロッコだったのはわたしの中でギャグとして処理された。ジャニーズ抜けてまでまだトロッコやるんかい。お前どう見てもトロッコ嫌いだっただろ。それは置いといて、トロッコでの登場だったおかげで、赤西仁が初めて客席のど真ん中にこの瞬間立ったのがすごいぐっときた。このフロアの王様・赤西仁がど真ん中に立って客席を煽って、伝播するように踊り狂う客席。すごいいい光景だった。

・トロッコから上手通路を通ってステージに戻る赤西仁。わたしの席、上手通路から2席目。結果としてKAT-TUN時代通算してもいちばん近距離で赤西仁を拝んだ。きれいな顔だったなあ。ただトロッコから降りた直後の赤西仁の顔に手を伸ばしたひとがいて、あれは一瞬ひやっとした。あれネイルした長い爪だったら頬が傷ついてもおかしくなかった。わたし自身通路2席目だから背後からめちゃめちゃ押されて「ぜっっっったい通さねえぞこのクソアマ」って思って背後のひとは一ミリも通さなかった。いやまあわたしがいうことじゃないけど、赤西仁の信頼をそういう形で裏切ってほしくない。ここだけ苦言になってしまうけど、席移動やめようほんとうに・・・。

baila~oohlalaのブロック怒涛のダンスミュージックがかかってラストスパートかかってる感が気持ちいい。限界まで明るさを落とされたステージ、暗闇を突き刺すようなレーザーが走る。最高にかっこよかった。ここのパートの照明個人的に最高にテンション上がる雰囲気だった。特にoohlalaで赤西仁が下へ掌を向けるのに合わせて照明がぐいぐい下がる照明最高だった。音ハメのある照明は小さいハコでこそ生きる演出なので(大きいハコだとどうしても席によってずれる)見ていて気持ちよかった。

・あとから音源揃えたらslowがあまりに好きな曲だったのでもっとちゃんと意識して聞きたかった。唯一の後悔。

・個人的に終わり方が潔くてすきだった。アンコールと思えないほどアイナルホウエが自然にかかって爽やかに終われて気持ちよかった。アンコールの拍手とかアンコールがないことに対するブーイングの是非について論争が起きたりもするけど個人的にはあれくらいすっぱり終わってくれると気持ちいいなと思う。

 

以下セットリスト。(さすがに曲名覚えてなくてggったので間違いあったら教えてください)

1 what happened
2 Go Gitt'er
3 dayum
4 We The Party
5 Baby
6 Mi Amor
7 LUCKY
8 Good Time

MC

9 Let Me Talk To U
10 Baby Girl
11 Miss California
12 HEY WHAT'S UP?
13 Baila
14 OOHLALA
15 Slow
16 SUN BURNS DOWN
17 SUMMER LOVING
18 LIONHEART

19 アイナルホウエ

 

*1:完全に余談だけど基本西洋の音楽って裏拍のノリって覚えてて、最近それもちょっと変わってきたのかなと思った